研究アイディアから世界的な実現までの10年
コグメドを始めた画期的なアイディアは、1999年にトーケル・クリングバークがもたらしたものです。
探求する価値ある、ひとつの研究アイディアから、十年後われわれは、研究の検証を経て、数千人の人々が利用し、実生活でも証明されたソリューション群へと来ました。
しかしこれは単なる始まりに過ぎません。
コグメドの現在への道程を皆さんにわかっていただくため、以下に主な出来ごとを記します。
1999
トーケル・クリングバーグは、最初の研究企画を提出 – ”ADHDを抱える子どものワーキングメモリを改善するためにトレーニングプログラム設計”
ADHDにおけるワーキングメモリの役割は、ラッセル・バークリー(Russel Barkley)と後の研究者らによって提案され、明らかにされました。
慎重に設計され、焦点を絞った認知トレーニングプログラムの可能性は、マイケル・マーゼニック(Michael Merzenich)と後の研究者らの研究で示されていました。
2000
創設者チームが集まり、初めてプロトタイプのトレーニングプログラムが作られました。
ヘレナ・ウェスターバーグ(Helena Westerberg)は脳神経心理学的、臨床的視点を、ジョナス・ベッカーマン(Jonas Beckeman)がソフトウェアアーキテクチャとプログラミングをもたらし、デイビッド・シェーランダー(David Sjölander)がインターフェースを設計しました。
製品の初版は、基礎研究認知脳神経科学、臨床脳神経心理学、子ども向けインタラクティブ(双方向)ゲーム設計の各分野のエキスパート達による緊密で独自なコラボレーションの産物です。
2001
コグメドトレーニングの最初の無作為に抽出、プラセボ対照研究は非常に有望な結果を示しました。
研究結果は、すぐにコグメドトレーニングについての初の論文で発表されました。
チームはこの結果に触発され、カロリンスカイノベーションズ株式会社(Karolinska Innovations AB)と提携し、コグメド社を設立し、安定した製品をつくり、それを大規模に検証するための資金調達を行ないました。
2002
現在のCEOであるヨナス・ジェンディ(Jonas Jendi)を含めチームのすべての努力は、初期研究結果を再現するための大規模な研究の計画と実行に注がれました。
2003
学問的な研究の外側で、コグメドトレーニングの効果の日常生活への転移性を検証するプロジェクトが始まりました。
コグメドコーチメソッドの初版が作られ、スウェーデン全土の最初の有料ユーザが注意深いコーチングを受け、素晴らしい結果を得ました。
2005
2002年の研究データは、「米国児童思春期精神医学学会(American Academy of Child and Adolescent Psychiatry)」の権威ある学術誌に掲載されました。
アメリカ有数の心理学者と精神科医らは、ストックホルムにあるコグメドと連絡を取り始め、彼らの臨床の現場でトレーニングプログラムを評価することに興味を示しました。
この夏に、サイエンティフィックアメリカン誌にて、この米国で専門家の関心を引き起こした劇的発見が、明確に報じられました。
コグメドはアメリカへの進出を決めました。
2006
米国最初の実践機関がは訓練を受け、コグメドトレーニングを提供し始めました。
クリーブランド大学のアーサー・ラヴィン(Arthur Lavin)医学博士、コロンバス大学のビル・ベニンガー(Bill Benninger)博士から始まり、サンディエゴ大学のマーク・カッツ(Mark Katz)博士とメリーランド大学(ベセスダ)のバーバラ・インガーソール(Barbara Ingersoll)博士が続きました。
このネットワークに参加したヨーロッパにおける初めての拠点は、– スイスのアンドレアス・ムラー(Andreas Muller)博士でした。
2007
コグメドは米国で正式に始まり、ネーパービル(Naperville)事務所が開設されました。
ノートルダム大学のブラッド・ギブソン(Brad Gibson)博士は、コグメドについての米国初の研究から、ADHDを抱える子どものコグメドトレーニングの、肯定的な臨床結果を発表しました。
米国中の一流の心理クリニック、サイコロジスト、心理科医師が加わり、コグメドのネットワークは、急速に拡大しました。
シカゴ・トリビューン紙、ボストン・グローブ紙、その他報道機関が、その成功を報道し始めました。
トロントのNPO法人JVSがカナダでのコグメドの初の実践機関となりました。
コグメドのパートナー平野剛氏が日本でコグメドを開始しました。
大人向けのコグメドQMプログラムを導入しました。
脳卒中患者向けのコグメドトレーニングに関する最初の研究が発表されました。
2008
コグメドの研究成果とアメリカ合衆国内での拡大について、世界中で良く知られるようになりました。
コグメドは、オランダのBeterBrein、シンガポールのロビー・マルクー(Roby Marcou)博士と提携しました。
未就学児童の向けのコグメドJMプログラムを導入しました。
カロリンスカ大学のヘレナ・ヴェステルベリ博士は、健常な成人に対するコグメドトレーニングの研究データを発表しました。
ニューヨーク大学のクリス・ルーカス(Chris Lucas)医学博士は、ADHD児童向けのコグメドトレーニングに関する研究データを発表しました。
2009
コグメドとは独立な、ワーキングメモリ分野をリードする英国ヨーク大学の研究者らが、コグメドトレーニング後の結果に関して2つの論文を発表しました。
その研究が、トレーニング後の学力改善を初めて明らかにしました。
コグメドのネットワークは、現在、約150のコグメド認定実施機関があり、六大陸で25ヶ国に達しています。






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